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膿栓は何か問題がない限り、耳鼻咽喉科においては治療をしません。
膿栓は体に害を与えるものではないからです。
こういったWEB上の書き込みも見られます。
「膿栓を繰り返し取っていたら、扁桃腺が大きくなってきた。これってヤバイの!?」 |
もちろん自分で膿栓を取ってはいけません。
リンパ腺を傷付けて炎症が悪化してしまうからです。
最悪な場合には重大な疾患を併発させてしまうこともあります。
どうしても気になる方は、耳鼻咽喉科で「膿栓吸引」もしくは「腺窩洗浄」を行ってもらいましょう。
ただしこの治療において膿栓が出なくなる訳ではありません。 |
膿栓ができる扁桃腺は免疫機能です。
ですから永遠に、喉に侵入してきた細菌やウイルスと闘い続けます。
それにより扁桃腺には細胞の死骸がたまり続けます。
つまり膿栓は生きている限り出来続けるということになります。
ただし、膿栓を減らすことはできます。
例えばお茶に含まれる成分「カテキン」。
カテキンはウイルスや細菌の増殖を抑えてくれる効果があります。
カテキンが多く含まれているのは紅茶・緑茶です。
お茶によってカテキンの含有量が変わります。
ですので、口臭を抑えるための「お茶うがい」を試してみるといいと思います。
また、もし口呼吸をしているのであれば鼻呼吸に変えましょう。
口呼吸をすることによって唾液が減ると、口腔内にある食べもののカスが洗い流されることが少なくなり歯周病・歯槽膿漏の原因になります。
膿栓ではなく上記のような事柄が口臭を発している原因になっていることが多いですので、膿栓にこだわらず、口臭を減らすための生活習慣を習慣化させていきましょう。 |
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